噛みしめる力が歯を壊している(知覚過敏編①)

またまた久しぶりになってしまいましたが、続きです。
今回は『歯が凍みる!!』知覚過敏についてです。

「冷たい物を口にすると歯が凍みるのですが、虫歯でしょうか?」
今日も日本、いや、世界中の歯科医院で患者さんが歯科医師に尋ねていると思います。

この質問に対する答えは「NO」で、時に「Yes」です。

多くの方がお気づきの通り、歯が凍みて歯医者さんに行っても虫歯はなかった、と言うことが良くありますよね? もちろん、虫歯の時もありますが、いつもではない。

つまり、
「凍みる=虫歯」ではない

と言うことです。

なぜなら「凍み」を感じているのは歯の中にある神経の温度センサーであり、通常では問題にならない温度変化も、病的な状態になると不快な感覚として脳中枢に伝わり、我々を悩ますこととなる訳です。

「神経が病的な状態になる? 虫歯が進んでばい菌が神経を脅かしているからそうなるのじゃないの?」

そう、だから「凍みる=虫歯」説 が世界中に広まっているのだと思います。

実は虫歯が進んで神経がばい菌によって脅かされなくても、神経は病的な状態になるのです。

知覚過敏編②へ続く