噛みしめる力が歯を壊している(歯周病編)

少し間が開いてしまいましたが、続きです。

無意識の強い噛みしめが歯を壊しているシリーズ、今回は歯周病の進行について取り上げます。

下の動画をご覧下さい。

強い噛みしめにより歯の根を支えている歯槽骨には強い破壊的な力が加わります。

歯周病による歯肉の炎症があると、これらの力と相まって歯槽骨が破壊され、急速に病状が進んでしまいます。



 

『歯周病予防のためには丁寧なブラッシングが重要です』

これは確かに正しい。

しかし、

「言われたとおりよく歯を磨いているのに、良くならない。疲れると歯肉が腫れて、まるで歯の症状が体調のバロメータみたいになっている」

と言う方々がいらっしゃるのも事実なのです。

これらの方々には通常のようなブラッシング指導、定期的なクリーニングや歯石取りだけでは歯周病の進行を抑えることは出来ません。予防的なかみ合わせ治療を行い、歯槽骨に対する破壊的な噛みしめの力をコントロールする事が不可欠なのです。